あれは確かに欲情だった

今でも思う

どこから私を受け入れてくれたのだろう

 

前日、いつも教えてくれなかったSNSをサラリと繋いでくれた

 

(あれ?)

 

とは思った。

 

横に入ってこられた時

抱き枕じゃない

夜中 本物の君に足を絡めた時

 

朝の明るくなってきた中で

向かい合った時

 

海岸で座り背中から抱かれた時

 

貴方は欲情していた

 

私は知っていた

 

 

ただただ、

ぎゅっとしてもらえればいい

 

挿入はしなくてもいいの

 

でも確かにあれは貴方の欲情だったし

私は身体のパーツでその欲情気配を感じていて、涙が出そうだった。