みんな、帰った

泣きそうで布団に入ったあと

うとうとしたら

みんな帰った様子

 

メールに

おいでよ

話そうよ

ってきていたけど

寝るね

 

って返事したのに

 

でも静かになったので

薬飲むためにキッチンへ行くと

彼はいつものように

一人でYouTube見ながら

なにかをつまんでいた

 

(この人夜中でもよく食べる!

今回知ったことの一つだ!)

 

少し話せて落ち着いて。

 

とにかくお互い今回は良かったから

 

またやろうね  とか

ありがとう とか

 

もう 何度も何度も言われて

ああ、本当に良かったなと思い

 

ギュッと抱きしめられて

でも

それ以上したいわけでもないから

ただただ抱きしめ合うだけ

 

落ち着く心

 

ここだけは2人の秘密

隣では人が寝ていたり

下越しにとか

 

もうこの後、2人になるチャンスないよ

と思ったら、ちょっと見上げると

ギュッと抱きしめてくれる

 

実はみんながいたとき

一人の女の子がなかなかの曲者で

彼ともう一人男どもは彼女をからかい

エロネタぽいことで追及

 

別にいいけどまさか私も一緒に

盛り上がるわけにも行かず

(その向こうではシリアスな人生相談が

展開されていた)

そっと一人になったんだけど。

 

その辺りも始めて目にする姿で

普通と言えば普通だけど

 

 

彼はたぶん私が相変わらず好きなことは

わかっていて、でも普通にしてくれてて

それがありがたいし

変にこじれないほうがいい

このままの関係がいい

 

この数日間はとにかく

趣向

思考

語彙

をたくさん見聞きし

独特な感性を再確認した

 

彼の本棚には

意外にもビジネス書だったり

コーチング的な書物だったり

ああ、面白いなあ

 

そして縛られること

自由を縛られることについての

嫌悪感について

本当にそうみたいで

 

まあ私もそうなんだけど

似すぎてとても面白かった

 

プロジェクトのダメ出しは

厳しいけど(でも早く言ってよ!)

 

それ以外はわたしから先に言うより、

彼が何度もまたやろうね、

と言ってくれて

ああ、本当にそう感じてくれたんだな

と思い

 

プロジェクトは終わったけど

 

じわり

じわり

 

と慈しみさがきているところ

 

二度とできない共有時間でした

 

 

こんな日が来るなんて

人生最高!